昨年に引き続き今年も、日本車いすバスケットボールアカデミーの方に来ていただき、5年生が福祉学習の一環で、車いすバスケットボール体験をさせていただきました。
はじめに、生活用の車いすと競技用の車いすとの違いについて、教えていただきました。実際の車いすを目の前で比べながらなので子どもたちにも気づきやすく、なぜそうなっているのかも含め、知ることができました。
次に、車いすにとって大変な「段差」をどのように乗り越えるか、実際に見せていただきながら教えていただきました。簡単そうに見えましたが、競技用の車いすについていた転倒防止用の後ろの車輪が生活用の車いすには無いため、やりやすい反面、転倒するリスクもあることが分かりました。
そして、いよいよ体験。まずは、車いすの操作に慣れるため、グループ対抗リレー。行ってターンをして帰ってくるだけですが、これがなかなか大変!見るのと乗って操作するのは大違い!それでも子どもたちは、3回のリレーで みるみる上手になっていきました。子どもたちってすごい!!
最後に、車いす生活への質問に答えていただいたり、体験してみての感想を発表したりしながら、「できることに挑戦することで、たくさんの失敗から自分自身が成長できること」や「まわりの友達や仲間、大人も含めて大切にしてほしい」とのメッセージをいただきました。今日の学習を通して、いろいろな人が過ごしていることに思いがおよび、「自分にできること」を考えたり行動したりしながら、子どもたちから「思いやり」や「優しさ」が社会に広がってくれたら嬉しいです。貴重な学びの機会に、心より感謝申し上げます。