「そして、兵十のうちのうら口から、うちの中へ〝いわし〟を投げこんで、あなへ向かってかけもどりました。
ごんは、〝うなぎ〟のつぐないに、まず一つ、いいことをしたと思いました。
次の日には、ごんは山で〝くり〟をどっさり拾って、それをかかえて兵十のうちへ行きました。」
そうです!答えは、4年生で学習する、新美南吉 作「ごんぎつね」です。
山の中に住み、村にやってきては いたずらばかりする、ひとりぼっちの ごんぎつね。ある日、ごんは出来心で、村人の兵十が捕まえた魚や うなぎを逃がしてしまいます。しかし、兵十のお母さんのお葬式をきっかけに、ごんはいたずらを後悔し、償いの気持ちから 兵十の家に毎日いわしや栗、まつたけなどの食べ物を届けるのです。兵十は、ごんからの届け物だと気づくことができるでしょうか…?